宅建士の新規登録については、確認や注意しなければならないことがあります。

  1. 確認すること
  2. 注意しなければならないこと
  3. 登録完了までの期間
  4. まとめ

確認すること

登録をする前にまず確認をしなければならない事はどこで受験をして合格したか?合格証書はあるか?一度登録をしていないか?です。

宅建士の登録は合格地の都道府県でしか出来ないため、それを確認しなければいけません。合格してまだ間がない場合はさほど問題にはならないのですが、何年も前に受験をしていると登録までに引っ越しをしていたり合格証書を無くしていたり、既に登録をしているにもかかわらずその事を忘れていたりします。宅建士の資格は一度登録をすると原則は一生登録されています。その為、有効期限が切れて何年も経っている場合にもう一度新規登録をしようとする方がいますが、それは出来ません。必要もありません。

注意しなければならないこと

注意しなければならないのは登録が出来るのは合格をした都道府県であることです。

例えば、受験をしたのは大阪だけど今は引っ越して東京にいるというような場合、登録が出来るのは大阪だけです。登録後、条件が合えば他の都道府県へ登録の移転は出来ますが、最初に登録が出来るのは大阪だけなのです。

登録完了までの期間

宅建士の新規登録申請は登録完了までに5週間の標準処理期間を要します。新規登録をされる方の大半は宅建士として活躍する為に登録をするのだと思いますが、申請をすればすぐに宅建士となれる訳ではありません。申請時点で書類が揃っていなければ期間は延びます。

また、登録が完了してから宅建士証の交付手続きになりますので(新規登録と取引士証の交付申請は別)、ここでも時間を要します。

ですので、専任の宅建士になる予定で登録するのであればその期間はなれない事を念頭に置かなければなりません。

まとめ

申請書類を集めるのも案外時間がかかりますので時間には余裕を持つか、煩わしい作業に時間を割きたくないのであれば行政書士に依頼することをお勧めします。

注:この宅建業の内容は更新時の大阪府の手引きを基準にしており、ご覧になられている時点や他の都道府県では内容に相違がある可能性があります。